野沢尚ーオフィシャルサイトー
ホーム
プロフィール
作品紹介
連続ドラマ
単発ドラマ
小説
映画
舞台
その他
海外
ブログ
スペシャル
連続ドラマ
TERM
1993年
TITLE
『素晴らしきかな人生』
 
CAST
高畑結女 浅野温子
芝木貢 織田裕二
穂坂新平 佐藤浩市
伊藤初音 富田靖子
穂坂アミコ 七瀬なつみ
高畑遥 ともさかりえ
    ほか
STAFF
脚本 野沢尚
プロデュース 大多亮
喜多麗子
演出 光野道夫
杉山登
音楽 山梨鐐平
(東芝EMI)
主題歌 井上陽水
「Make-up Shadow」
(フォーライフレコード)
制作 フジテレビ第一制作部

内容紹介
第1回『決して恋をしない女』
 3年前、新平(佐藤浩市)の浮気がもとで離婚した結女(浅野温子)は、14歳の娘、遥(ともさかりえ)との2人暮らし。料理学校の講師をしている。
 元夫婦と娘は毎月1回、夕食を共にしている。今月は、遥の誕生日と重なり、盛りあがる。結女と遥とが帰宅した時、外国小包が届いている。遥は送り主を知らないが、4歳の時から送られている。
 新平と結女は、東京の下町で生まれ、育った。小さい時から、結婚するつもりだった__と遥は聞かされて育った。
その遥は、神丘女学館の2年。登校途中、自分たちの担任となる芝木貢と知り合う。貢は、音楽教師の初音(富田靖子)と同棲中だ。
 貢は名簿に「高畑遥」の名前を見つけ、突然「家庭訪問をする」と言い出す。学級委員の遥の家から始めるが、訪れた貢は結女に
「ぼくを覚えていませんか」と言う。
 貢はかつて結女が愛していた邦夫の弟。邦夫は遥の本当の父親であった。新平はその事情を知りながら結女と結婚していたのだ。
 邦夫が5年前に死に、それ以来テープを送り続けていたことを明かした貢は、新平へのシットをこめながら、結女に対して「人生をやり直して……」と言う。
 結女は突然過去を目の前に叩きつけられて動揺し、貢を追い帰した。自分の事を全て知っているかのような年下の男の言葉が胸に刺さって立ちすくむのだった……。
REVIEW
シナリオで読みました。
強引だけど、それを感じさせない圧倒的なプロット展開。
なんとも不器で愛おしい登場人物たち。
それでも幸せを願い、弱い心にムチ打つ台詞の数々。
これが連続ドラマ2作目だという。
あぁ、野沢さんはもう、この頃から野沢さんだったのだなと、強烈にその作家性を作品に刻み込んでいたのだなぁと。

自分は、今際の際に結女がそうであったように『素晴らしきかな人生』と言えるだろうか。
想像もつかないけど、そう言えるよう、そう言いたいから、今を生きようと思う。

それにしても、対談で大多プロが放った「野沢さんって、大学教授が『マイウェイ』歌ってるような感じ」というのが、何とも言い得て妙だ。
by mnb_5290 (2010-10-23)
<一覧のページに戻る


お問い合わせ Copyright (C) 2012 Hisashi Nozawa All Rights Reserved.