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連続ドラマ
TERM
10月19日(木) 午後10:00〜10:54
TITLE
木曜劇場
『恋人よ』
 
CAST
結城愛永(29) 鈴木保奈美
宇崎航平(32) 岸谷五朗
鴻野遼太郎(35) 佐藤浩市
小野粧子(29) 鈴木京香
前田達彦(19) 長瀬智也
一枝季里子(25) 櫻井淳子
    ほか
STAFF
脚本 野沢 尚
音楽 デビッド・フォスター
主題歌 「TO LOVE YOU MORE」
セリーヌ・ディオン with クライズラー&カンパニー
(エピックソニーレコード)

内容紹介
結婚式三時間前に、愛永は夫の裏切りを知った。遼太郎の元愛人と名乗る女が、愛永の元に押しかけ手首を切ったのだ。
 こうした絶望と迷いの真っ只中で、愛永は、自分と同様に結婚に絶望している男性と知り合う。実に結婚式一時間前の、新しい恋だった。
 男の名前は宇崎航平。彼もまた、結婚式二時間前に妻、粧子の裏切りを知るのである。妻のお腹の中の子は自分の子ではないかもしれない……、そんな絶望を胸に愛永と出会うのだった。
 二人はお互いの存在により、今の悲しみから救われる。そして、すべてを承知した上で、結婚式に臨む事を決意する。そして半年後、航平の誕生日に再会することを誓って、二人は別れた。
 航平は偽りの家族と知りながらも、懸命に幸せになろうとした。妻、粧子もまた子供の父親が航平であることを願いながら、普通の新婚夫婦のように、暮らしていた。月日が経つうちに、航平は愛永とのことがまるで夢の中の出来事だったように思う。
 そして航平の誕生日がやって来る。愛永は現れた。隣の空き家に引っ越してきて、眩しいくらいの笑みでよろしくと言った。
 驚いたのは航平だけではなかった。お腹の大きな粧子を見た遼太郎、そしてお隣のご主人として現れた遼太郎を見た粧子。そう、この二人こそ今もお互いの心を捕らえて放さない、かつての恋人同士であった。
愛永と航平は互いに触れ合うことを許さず、郵便局の私書箱を通しての手紙の交換で精神的な絆を深めていく。一方遼太郎と粧子は安らかな家庭と激しく燃える愛の狭間で揺れ動く。その大人たちの不可思議な恋模様を冷淡に見つめ、無防備なまま愛永に愛を求める達彦の出現……。
 何が正しくて、何が間違っているのか、それは誰にもわからない。塀を隔てた隣同士の二組の夫婦は本当の愛に辿り着けるのか。「親愛なる者へ」('92)、「素晴らしきかな人生」('93)、「この愛に生きて」('94)、の野沢尚脚本の夫婦三部作の集大成ともいえる「恋人よ」ではある究極の愛の形を描いていく。
 このドラマで描かれるのは不倫愛でも、それは奪う愛ではない。ヒロインの愛永は隣に住む航平を心から愛している。そして航平の幸せを心から祈っている。決して触れ合うことのない、しかし身体のつながりなど比べ物にならないほど強く結ばれている二人の心。そんな愛永流の愛を視聴者に見て欲しい。このドラマを観た後、一番大切な人に手紙を書きたくなるような、そんな切ないけれど暖かいドラマ。
REVIEW
既に30回以上は見ています。衝撃的なドラマでした。ミーハーですがロケ現場は沖縄以外全て行きました。たまたま私の妹が出演者の1人と食事をした事が有るんですがあのドラマ撮影後の半年間は入り込んだ役を切り替えるのが大変だったそうです。役者も凄いですが演技も凄かった。私は野沢さんの作品殆ど見ましたが恋人よが最高作品です。残念ながらあれから相当な月日が経っていますが肩を並べる作品はありません。10年以上前ですが結婚式にセリーヌディオンの曲を使わせて貰いました。
by キヨ (2012-04-02)
見たことない程美しい赤紫と青。
人にこのドラマの説明をする時は必ずこのシーンの話をします。
ドラマの仕事を始めてから、私は、このシーンに負けない場所を探したいといつも思って仕事をしていました。
なかなか出来ませんでしたが。
まだ子供だったのに
まだ人を好きになったこともなかったのに
主人公の気持ちを想像することだけで
胸が苦しくなる。
こんな作品を書いてくれる脚本家は、今、いますか?
by マドロミ (2010-08-26)
この作品を見たのは高校の時で、かなり衝撃的な作品でした。
でも、あんな風に愛されたらどんなに幸せだろうとも思いました。

でも、どんなに愛しても亡くなった相手の指を切るという行為は自分には絶対出来ない。
このシーンが一番衝撃的で他では見られない内容だと思っています。
この作品がどうしてもまた見たくて数年前DVDをみつけて、やっとまたこの作品を観る事が出来ました。

これからもずっと大切にしていきます。



by soraha (2010-04-22)
当時18歳で、思春期の少年には刺激が強すぎました。
けど、多分フジtv=恋愛ドラマを確立した作品だったと思います。あれからセリーヌディオンにはまりました。
by ルレクチェ (2010-03-25)
確か、初回放送がH7年か8年じゃなかったかな?
実は主人の女性問題に悩まされ、いつも孤独感がぬぐえなかった私は、このドラマを一人で観たことで冷静に考えるきっかけを貰えました。
涙を流すことが多いドラマでした。4人が4人とも可哀相で、抑制された感情、切ない手紙のやり取り・・じかに触れ合うことのない恋はこんなに切なく哀しく、だからこそ美しいということ・・毎回胸が痛くなりました。
愛の形は一つではないのだと教えてもらいました。こんなに感情移入したドラマは、後にも先にもないです。今でも主題歌を聞くとジーンときます。
ドラマと原作では、ところどころ違った感想も持ちました。原作の方も、ドラマとはまた一味違う「行間のドラマ」というか空気が感じられ、深く考えながら読んだのを覚えています。もう一度観たい作品を問われたら、間違いなく一番に挙げますし、成人した娘と一緒に観たい作品です。
by なすび (2010-01-26)
古本屋で文庫を見つけ、懐かしく思い読みました。読む出してすぐTVの映像がはっきりと蘇りました。人物、感情、情景の描写が素晴らしいからです。私はこれほど見事な描写をこれまで知りません。日本語の勉強にもなりました。後半、二組の夫婦が離婚し、愛永が発病したあたりから何度も涙が出ました。最後の所では、TVで見たあの沖縄のシーンの美しさがはっきりと思い出されました。できることならまたあの映像を見てみたい。著者の死は最近知りました。このような才能が失われたことは残念でなりません。今から氏の著作を全部読みたいと思います。このドラマが放映されていた時の今とは全く違う状況の自分のことも思い出し、一緒に見ていた人のことも思い出しました。再放送されることを祈っています。
by レバンネン (2009-01-12)
初めて野沢作品に触れたのがこのドラマでした。こんなに胸に染み入る作品と出会ったのも初めてでした。
その後、野沢作品に興味を持ち全ての作品を読みました。ですが『恋人よ』ほど私の心に残る作品はありません。愛永と航平の始まりから時間を忘れ、引き込まれるように彼らと同じ時間を過ごしました。親愛なるあなたへ・・・で始まる私書箱の愛。『心で燃えた炎は簡単に消せはしない』愛永は自分の運命を受け入れ、航平との愛を限られた時間の最後まで貫いた姿に脱帽です。何度もノベライズを読み、何度もDVDを見ていますが、未だに色erせない素晴らしい作品です。内容もさることながら、音楽・映像・キャスティングの全てが素晴らしい。私の心の中には今も真紅のブーゲンビリアが咲き誇っています。
by 紫苑 (2008-09-14)
私は30代の女性ですが、今まで観たドラマの中で、「恋人よ」以上に心に残り感銘を受けたドラマはありません。
私の願う「愛」とは精神的な繋がりです。まさしくこのドラマの航平と愛永こそが偶像となっています。お互いが想いあっている者同士の心の繋がりは、どんなに美しくて切ないものだろうと実感します。愛永がとても愛らしく愛おしくて溜まりません。
そして、相手を想っていても、いや、想っているからこそ、時には相手を傷付けてしまうような荒れた心も持ってしまいます。このドラマはただ単にきれい事を並べただけではなく、人間が持っている汚い部分やずるい部分(例えば、遼太郎と粧子の関係、航平が美緒にしてしまう行為等)を描いているところにも、逆に好感が持てます。
叙情的でとても美しいお話だと思います。特に第一話が印象的です。
by さくら (2008-06-26)
このドラマの音楽とあの赤い花のシーンを不意に思い出し、ついこの間小説を買いに行きました。
内容はあやふやだったのですが、あっ始まりはこうだったんだ、と初めてのように楽しめました。ドキドキしながら読みました。鈴木保奈美さんと岸谷五郎さんがすごくステキだったのを覚えています。
by ゆうぱ (2008-05-23)
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