ある不幸なことが原因で別れた夫婦だった。それなのに、別れても交流のある二人。どうして別れを選んだのか?二人は、今尚会いながらそれぞれをどう思っているんだろう。物語は、女性の視線からと、男性の視線からとで描かれています。野沢さんの作品にしては、POPな文章で書かれているのが印象的です。夫婦だった幸せな頃、ある不幸ことが突然起こった。夫婦は一緒に乗り越えれなかった。夫婦って幸せなときではなく、不幸や困難がおきたときに、二人で立ち向かっていけるかで、夫婦?LcJってわかるものだと実感する話です。お互いが同じように傷ついているのに、自分の悲しみが大きすぎて、相手も傷ついているのに、相手のことまで思いやれない。そんな悲しみが襲ってきたら、今は幸せな夫婦でも乗り越えていけるのか?を考えさせれます。
by さんちゃん (2007-01-02)
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