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RELEASE
2000.12
TITLE
『深紅』
 
DATA
出版社:講談社
定価(税込):1,785 円
ページ数:388ページ
判型:四六判
ISBNコ−ド:4-06-210285-4
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RELEASE
2003.12
TITLE
『深紅』
(文庫)
 
DATA
出版社:講談社
定価(税込):730 円
ページ数:454ページ
判型:A6判
ISBNコ−ド:4-06-273917-8
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内容紹介
憎悪に蝕まれていく心の闇を描き尽くす、書下ろし長編サスペンス問題作

一家惨殺事件。
生き残った長女と、加害者の娘。2人は、出会ってはならなかった。

12歳の初夏。両親と幼い弟2人は、父の仕事相手に惨殺された。遺体の顔面はハンマーで砕かれ、家の中は家族の血で満たされた。8年後、加害者の1人娘を捜し当てた時、胸の奥底に封印した真っ赤な憎悪があふれ出し、奏子の扉を決壊させた。
REVIEW
物語は事件から始まります。
その事件の描写はあまりにも非情で、これからの展開がまったく読めず、文字を読んでいるだけなのに、事件の残忍さに目を覆いたくなります。
ただ、物語は思いもかけない方向に向かって行き、残忍な事件から心を傷つけずにはいられないような、人間の心理に及んでいきます。
物語のカラーが中盤から大きく変わったような印象を受ける一冊です。
by rio (2007-04-01)
安部公房の砂の女のような作品です。
 実際の事件に導かれるようにして、彼はこの作品を書いた。
 北野武の初監督映画、その男、凶暴につき の小説版を04年1月の深作欣二監督の命日に出版してる。そのあとがきで、自分の人生を吐露してる。
 そして、深紅の冒頭で描かれている事件のモデルの事件のあった日に自らに命を断っている。
 現実と虚構が入り混じっている。
 この作品は、血生臭くない。なざなら、誰もその現場にいないからだ。
 この作品は、彼にとってどんな意味を持つのか?
by sadamu (2006-12-27)
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