3作とも、野沢さんがたくさん恋物語を書いてきて、その集大成ともいえるような短編3作だと私は思っています。
3作にいえることは、 使われている言葉がとても心にくる。 また、おしゃれな小道具が描かれている。 結局、女性にはかなわない。野沢作品にでてくる女性って、見た目とかではなく必ず、この男性を自分が守るんだ!自分が幸せにするんだ!との芯が強い印象があります。でも、決して、相手には強くでない。わたしが野沢作品の恋愛ものが大好きな理由は、その女性の気持ちに共感できるのと、憧れがあるのかもしれません。 女性のセリフも、時たまに気持ちが入った独り言がある。
現実にありそうでありそうにない、ちょっとドラマな世界が描かれている。
短編なのに、かなり登場人物に魅力を感じる。
もっと、こんな恋愛ドラマを書いてほしかった。
by さんちゃん (2007-01-02)
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