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RELEASE
2008.02
TITLE
『ラストソング』
 
DATA
出版社:講談社文庫
定価(税込):600 円
ISBNコ−ド:978-4-06-275966-3
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内容紹介
光あるうちに、ゆけ! 野沢尚の傑作青春小説

博多のライブハウスで宿命的に三人は出会った。地元のスター修吉(シュウ)に挑むようにからんでいった一矢(かずや)のギター。ロック嫌いのお嬢さんだった倫子(リコ)はバンドリーダー修吉の彼女になり、夢を追い上京した彼らを支える。デビューは果たしたものの、ドサ廻りの日々が続く。やがて修吉を追い越すように、一矢ひとりにスポットライトが当たるときが訪れる。そのとき三人は……!? 持てる才能だけを信じ、一度きりの日々を懸命に疾走する者たち。『破線のマリス』以前に野沢尚が書いた青春小説の輝き。
REVIEW
文庫の最初のページには作者からの我が子へのメッセージが
「十年後に、彼らと同じような青春時代を迎えるかもしれない、崚と優に…」
倫子(リコ)は、道を外すことなく成長し、親の紹介で出会った婚約者とともに結婚までの時間を過ごしていた。
そこに博多のライブハウスでの修吉と一矢との人生を変える出会いがある。
初めて会った夜に修吉から言われた
「俺と一緒に死ぬか?それとも俺と一緒に生きるか?」と言う言葉に、今までの敷かれたレールだけを歩く人生を捨て、修吉と一矢とともに音楽の頂点を目指していく。
若さゆえの熱さや無謀さがキラキラと輝やいていました。
誰しも、悲しみ苦しむ世代に、気を抜いて楽に生きることも出来るのに、見えない目標に向かって傷だらけになってしまうのは、同じ世代の若者には美しく映っても、その時代を通り過ぎてしまったものには苦しいです。
だけど、そんな時代を過ごしたものだけが見つけることの出来る何かが、この物語にはあります。
もがきながらも、何かを見つけたい人にぜひ読んで欲しい一冊です(=^▽^=)

by koi (2008-04-26)
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